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古御神 晴彦(こみがみ はるひこ)・高1
吸収系の力を持つ古御神本家の次男坊。
母との約束で、兄を守るために、オオカムヅミ役になりたくて
自ら修行の日々を送っている。性格は単純で頑固者。かなり鈍感。
母・咲代が駆け落ちして産まれた子供であるため、力は弱く、
一族からは、少々疎ましく思われている。 |
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杜泉 比奈里(もりいずみ ひなり)・高1
女優である母の仕事の関係で1度CMに出たのをきっかけに
霊に憑かれてしまい、東京から逃げるように転校してきた。
晴彦に除霊してもらうはずが、総一郎に妙な力をかけられて…
性格は内気で恥ずかしがりやだけれど、芯の強い女の子。 |
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古御神 総一郎(こみがみ そういちろう)・21歳
放出系の力を持つ古御神本家の長男。
古御神家が代々受け継いできた「大祭」の主役イザナギ役。
子供の頃は、母のことで晴彦を憎んでいたが、晴彦の純真さに心を開き、
今では、誰よりも晴彦を大切に思っている。(超兄バカ)
性格に二面性があり、英哉を使って、裏でコソコソ動いている。 |
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古御神 樹(こみがみ いつき)・29歳
吸収系の力を持ち、現在「大祭」の守り手オオカムヅミ役。
晴彦の高校の生物の特別講師。伯父の真一から総一郎を
監視するよう言われているため、月に1度社務所にやってくる。
子供の頃から、晴彦と総一郎の母である咲代に憧れていたが、
それが、古御神の血の影響によるものと、十分自分を知っている。 |
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古御神 咲代(こみがみ さきよ)・死去
学生中、結婚を約束した人がいたが、「大祭」のためにと
父・真一が決めた相手との結婚を強いられ、総一郎を産む。
その後、元恋人と駆落ちをし、晴彦を産んだが、恋人が映画制作に失敗し、
多額の借金を背負ってしまい、「借金を肩代わりする代わりに家に戻れ。」と
父(真一)に言われ、病(癌)で命が短いこともあり、晴彦を連れて家に帰る。 |
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古御神 真一(こみがみ しんいち)
晴彦と総一郎の祖父、咲代の父親。
古御神家で一番の権力者は総一郎だが、本家を守っているのは真一。
「大祭」が、滞りなく行なわれることを、何より重んじている。
晴彦に対しては「望んだ孫ではない」と、冷たい。 |
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古御神 葵(こみがみ あおい)・高3
樹の妹。実の妹ではあるが、樹以外の男性には、まったく興味がない。
樹は、総一郎で苦労していると思い、総一郎を目の仇(かたき)にしているが、
相手が古御神家の絶対君主であるために、表立った仕返しができない。
総一郎が決めた、英哉との婚約にも逆らえず、腹を立てている。 |
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黒兼 英哉(くろがね えいや)・24歳
古御神本家からは、かなり遠縁(血の薄い)の人間。
総一郎に見込まれて、直々に裏の仕事を任されている。
強い力を持つ総一郎に憧れているため、
いつもそばに居る樹のことが、気に入らない。
葵の婚約者。 |
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杜泉 薫里(もりいずみ かおり)
比奈里の母。舞台女優をしている。
比奈里のために、東京から別荘へ引っ越してはきたが、
この土地のことを良く思っていない。
できるだけ早く、比奈里を東京へ、連れて帰りたいと思っている。 |
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丸山 淳子(まるやま じゅんこ)・高1
晴彦の幼馴染。子供時代、晴彦と関わって怖い思いを沢山したため、
晴彦に対して、かなり厳しい。小学生の頃から、樹に憧れている。
性格は豪快で、筆圧が高い。積極的で、根明な女の子。 |
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大野 良徳(おおの よしのり)・高1
晴彦のクラスメイト。真面目で、控えめな性格。勉強もできる。
比奈里に好意を寄せている。 |
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伊邪那美神(イザナミノカミ)
「古事記」神話で伊邪那岐神(イザナギノカミ)と夫婦で、国生みをした女神。
火の神・火之迦具土神(ヒノカグツチノカミ)を生む際、焼死し、黄泉の国へ行く。
夫・伊邪那岐神(イザナギノカミ)が黄泉の国まで迎えに来たが、
変わり果てた姿を見られ、逃げられてしまい、腹を立て、
人間の死を司る黄泉大神となり、日に千人の命を奪っている。 |
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齋木 一(さいき はじめ)・???
妖怪、物の怪の類と接触し、力を与えることができる存在。
黄泉の国(あの世)と地上(この世)を自由に行き来している。
イザナミ神を深く想い、オオカムヅミの存在を邪魔に思っている為、
古御神の人間を監視し、襲ったりするが、自分で直接手は下さない。 |
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伊藤 さくら(いとう さくら)・20歳
総一郎が大事にしている女性。
4年前、体を壊し、治療等の事情で、東京へ引っ越したが、
自分の意思で、戻って来た。現在、本家で使用人として働いている。
落ちついて、ふんわりとした雰囲気を持つが、かなり、おっちょこちょい。 |
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魄(ハク)
冥界第三階層に住んでいる、とても弱い鬼。
古御神の人間から、霊力を分けてもらう代わりに、修行の相手をする。
長い付き合いである人間(古御神)には、なんの施しも与えない
黄泉大神よりも、深い親しみを感じている。 |